ドラッグストアに行けばさまざまなデオドラント商品が並んでいるとはいえ、香りで体臭を誤魔化すだけのものもあり、ワキガに効果を感じられるものはほんの一握りです。

さまざまな制汗剤や民間療法を試し、それでもワキガに効果が得られなかったのなら、行きつくところはやはり“専門家”。

気になってはいるけれど、まだ病院に行く勇気が出ない…そんな人のために、病院で受けられるワキガ治療について調べてみました。

ワキガ治療の疑問5つ

ワキガは風邪ではないし、病院でどんな治療をするのか…疑問は山積みですよね。ワキガは治療できるのか?費用はいくらかかるのか?その疑問にお答えします。

手術をしたらワキガは完治するの?

ワキガの原因であるアポクリン腺を、除去するか破壊することができれば、“半永久的に”ワキガの症状を出さないようにすることが可能です。

ただし、アポクリン腺は遺伝による体質の問題なので、子供や思春期くらいの年齢であればアポクリン腺が再生し、ワキガが再発する可能性はあります。

また、アポクリン腺の働きを抑えるなど、治療法次第では完治はせず、定期的な通院で臭いを抑える方法もあります。

ワキガ治療は何科?

そもそもワキガを治療してもらいたいときに何科を受診したらよいのか、という疑問があると思います。
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ワキガ治療の場合、
・皮膚科
・形成外科
・美容外科(美容クリニック全般)
で診療をしてもらえます。

皮膚科、形成外科では保険適用の治療が中心になり、費用を抑えることができます。

美容外科では保険適用外の治療が中心になりますが、その分傷が残らない、痛みがないなどのメリットがある治療を受けられます。

費用は?保険は?

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費用は治療法によってさまざまです。

先に触れたように、皮膚科や形成外科での診療は基本的に保険適用です。ワキガかどうかを診断してほしい、という相談から薬の処方、手術まで保険がききます。

もっとも一般的なアポクリン腺を除去する手術であれば、保険適用で両脇5万円程度の費用です。美容クリニック等で行うレーザー治療など、保険が適用されないない方法の場合は、15万~30万ほどかかります。

痛みはないの?

基本的に痛みのないものがほとんどです。

皮膚を切開する手術は当然麻酔をしますし、レーザー治療であれば痛みはほぼありません。

デメリットはないの?

アポクリン腺の除去手術には、医師の確かな技術と経験が必要なので、経験が浅い医師の場合にワキガ臭が改善されなかった例があるようです。

皮膚科などでワキガの診察、手術件数が多くない病院は注意した方が良いでしょう。ホームページや口コミなどで、ワキガを専門的に扱っているかどうか事前に確認しておくことが大切です。

いろいろある“ワキガ手術の種類”

ワキガの治療や手術にはどのようなものがあるのでしょうか。保険適用のものから、美容クリニックで行っているものまで、代表的な方法をチェックしていきましょう。

剪除法(せん除法)

脇の下を数か所切開し、皮膚を裏返して、アポクリン腺を切り取っていく方法です。

取りこぼしがないように手術を行う必要があり、医師に技術と経験が必要になります。皮膚科や形成外科などでも手術が可能で、保険も適用されるため、費用は両脇で5万円ほどです。

手術時間は1~2時間で、1~2週間の安静後抜糸をするための通院が必要です。

ボトックス注射

ボツリヌストキシン注射とも言われ、脇の下にボツリヌス菌を注射する方法です。

ボツリヌス菌によって発汗を促す神経伝達物質「アセチルコリン」が抑制され、ワキガの原因のアポクリン汗をとめます。

両脇に注射をするだけなので、治療にかかる時間は一回5分程度。費用は保険適用で2~3万です。

ただし、ボツリヌス菌の効果は半年から一年ほどで、年に数度注射をする必要があります。また、重度のワキガには効果が薄いという欠点もあります。

レーザー治療

ミラドライ、マイクロウェーブ法とも呼ばれる方法です。

もっとも身体的な負担が少なく、皮膚にレーザーを照射するだけです。レーザーによって皮膚を傷つけることなくアポクリン腺を破壊するので、痛みもなく抜糸の手間もありません。

効果の方も、アポクリン腺を破壊しているので剪除法と同様に半永久的に持続します。

ただし、主に美容クリニックで受けられる保険適用外の治療法なので、費用は20万~30万ほどかかります。

直視下剥離法

五味クリニックの院長五味常明氏が考案した手術法。皮膚、アポクリン腺、脂肪層を剥離し、アポクリン腺だけを目視によって取り除いていきます。

アポクリン腺だけを確実に取り除ける上に、毛根を残してしまったことによる毛嚢炎などの合併症も防げます。

ただし、保険適用外で19万円~35万円の費用がかかること、目視で行われるため他の手術とくらべやや大きく切開しなければならない、などのデメリットがあります。

イナバ式皮下組織削除法

稲葉クリニックが考案した手術法で、皮下組織削除器という特殊な器具を使用して行う手術です。

汗腺そのものを取り除くので、アポクリン腺だけを取る剪除法と違って、多汗症も治すことができます。

ただし、保険が適用されないため費用が20万円前後かかること、色素沈着が起きやすいことがデメリットとしてあげられます。

まとめ

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このように、病院に行けば体臭と“永久にさよなら”できる方法がたくさんあります。

今まではデオドラント商品で体臭をごまかしていた人も、病院での治療のメリットに気づいていただけたのではないでしょうか。

そうは言っても、やはり病院での治療はお金もかかりますし、手術になれば鎮静のための時間も必要です。

どうしてもまだ病院には行けないという人は、有効成分がたっぷり入ったワキガ専用クリームなどもおすすめです。

ドラッグストアの商品で納得のいく効果が得られなかった人も、『クリアネオ』や『ノアンデ』などの通販限定のワキガ商品で臭いが消えた、という口コミも多く集まっています。

重度のワキガであっても、優秀なデオドラント商品や、完治させる手術方法があります。諦めずに、人前でも堂々としていられる自分を目指しましょう!